音楽教師からエンジニアへ—未経験から挑んだキャリアチェンジの軌跡

未経験からエンジニアの道を目指すことは、勇気のいる大きな挑戦です。フルスタック株式会社は、充実した研修制度や現場での丁寧なサポート、そしてオープンな社内文化を通じて、その挑戦をしっかりと後押ししてくれます。今回は、元音楽教師というユニークな経歴を持つ関山千晶さんに、エンジニアとして新たなキャリアを切り開いた経緯と、フルスタックで感じた魅力についてお話を伺いました。異業種からキャリアチェンジを考えている方や、エンジニアとしてさらなるステップアップを目指している方に必見の内容です!
<音楽からコードへ!関山さんの成長ストーリー>
― 前職は音楽教師だったそうですが、エンジニアを目指したきっかけは何でしたか?
関山さん:きっかけは、新型コロナウイルスの影響でした。もともと音楽大学を卒業して、ユーフォニアムという金管楽器の先生として仕事を続けていく予定でした。しかし、卒業の時期にコロナが流行し、レッスンが難しくなり、いつ再開できるのかわからないといった状況が続きました。このまま音楽の道を続けていくことが難しいと考え、安定して働ける職業を探す中で、IT業界を選ぶことになりました。
―音楽以外の道を探す中で、ITやエンジニアに興味を持たれたきっかけはあったのでしょうか。
関山さん:周りにITやエンジニアの知識を持つ人はいませんでしたが、インターネットで調べているうちにプログラミングに関する情報に出会いました。当時、初心者でも試せる無料のプログラミング記事などが公開されていて、「ちょっとやってみようかな」と軽い気持ちで触り始めたのがきっかけです。
それまでITやプログラミングの経験は全くありませんでしたが、プログラミングに実際に触れてみたことで、「なんとなくできそうだな」という感触を得ました。もともと「やってみないとわからない」「失敗してもいいから挑戦しようかな」という性格なんです。
―前職の業務内容や入社された経緯を教えていただけますか?
関山さん:私がキャリアをスタートさせた会社は、SESを始めようとしている会社で、最初の頃は研修を通じてHTML、CSS、JavaScriptといった基礎的なスキルを学ぶことが中心でした。また、始めからエンジニア業務に携わるわけではなく、コールセンターなどの派遣業務が中心でした。そのため、業務後の時間を使って、自主的に勉強を続けていたので、少しずつスキルを身につけていったというのが当時の状況です。
―フルスタックとの接点ですが、最初に関わりを持たれたのはどのようなきっかけだったのでしょうか?
案件を通じて接点を持ちました。前職での研修をすべて終え、いよいよSESの仕事に携わるタイミングで、フルスタックが提供している新人用研修に参加したことがきっかけです。その研修では、実際にホームページを作成するような業務に取り組み、基礎スキルを実務に近い形で学ぶことができました。
―その研修に参加されたのは、前職に入社してからどれくらい経った頃でしょうか?
関山さん:ちょうど3年ほど経った頃です。前職での研修や実習を通して基本的なスキルは学んでいましたが、フルスタックの研修に参加することで、新しいスキルや知識を習得することができました。
―フルスタックの研修では、特にどのようなスキルを新たに得られたのでしょうか?また、印象に残っているプログラムなどはありますか?
関山さん:基本的なスキルとしてはJavaScriptが中心でしたが、時代の流行に合わせた実践的な点が特徴的でした。特に、Next.jsを使用してサイトを構築するという内容があり、これまでの学びよりもさらに実務に近い形でプログラミングに取り組む経験ができました。
―そういった学びが、実際にSESの仕事に入る際に活かされたということでしょうか?
関山さん:はい。単純にコードを学ぶだけでなく、ツールやライブラリなど、現場で主流となっているものの活用法を学べたことで、より実践的なスキルを身につけることができました。
― 研修後の業務内容と、現在の仕事について教えてください。
関山さん:フルスタックでは、工場の搬送システムの開発プロジェクトに参加しています。このプロジェクトでは、設計やテストといった作業を担当しており、複数の工程に関わらせていただいています。
プロジェクトのチーム体制は2つに分かれています。私のチームは現在4人で、プロジェクト全体を通して多くのメンバーが協力しながら仕事を進めています。私自身は主にフロントエンドの開発を担当しながら、バックエンドとの連携を意識して業務を進めています。
―今のプロジェクトに参加されて、これまでの経験や学びを活かして取り組めたのでしょうか?それとも、初めてのことばかりで戸惑う部分が多かったですか?
関山さん:そうですね、基本的には初めてのことばかりでした。プロジェクトの初期段階では、まだプログラムを実際に組む段階には至っていない状況で、既存のシステムや流用できる部分を活用しながら作業を進めました。
私が最初に携わったのは、基本設計や詳細設計といった、プログラムを作成する前の工程です。プログラミングを始める前の段階で何を考慮し、どういう観点で設計を進めていくべきかを学びながら取り組んでいます。
―初めてのことが多い中で、大変な部分もあったと思いますが、例えば教えてくれる先輩や相談できる方は周りにいらっしゃいますか?
関山さん:所属しているチームにリーダーがいて、とても優しく、困ったときには丁寧に教えてくれるので、非常に助けられています。リーダーのおかげで、初めてのことに取り組む際の不安や戸惑いを軽減することができています。チーム内でのサポート体制がしっかりしているおかげで、難しい課題にも前向きに取り組むことができています。
―そんな中でも、エンジニアの仕事をしていて「楽しい」と感じる瞬間はどのようなときでしょうか?
関山さん:やはり、エンジニアの仕事の面白いところは、どれだけ勉強しても新しいことを学ぶ必要がある点です。仕事に慣れてしまえば簡単にできるというわけではなく、常に新しい問題が発生します。そのため、飽きることがなく、次々に挑戦できるのがこの仕事の魅力だと思っています。私はそうした未知の課題を解決していくプロセスが好きなので、エンジニアという職種が自分に合っていると感じます。
―エンジニアになる前に持っていたイメージと、実際に働き始めてからのギャップはありましたか?
関山さん:エンジニアというと、難しそうなことばかりを求められたり、ロジックで会話するような職種だと思っていました。しかし、実際に働いてみると、人間関係が非常に良好で、周りの人が驚くほど優しいことに気づきました。特に優秀な方ほど、教えるのが上手で、コミュニケーションが円滑です。
―確かに、エンジニアというと「黙々と個人主義で働く職種」というイメージを持つ人も多いですよね。
関山さん:そうですね。実際には、チームで膨大なシステムを作り上げる仕事なので、お互いに意見を交わしながら進めていくことが多いです。もちろん、黙々と作業を進める時間もありますが、外部のシステムとの連携やシステムを使う方々の要望を取り入れるといったやり取りも頻繁に行われます。そのため、仕事全体を通してコミュニケーションがとても多い職種だと感じています。
コミュニケーションを通じて問題を解決したり、チームとして一つの目標に向かって協力したりできる点が、この仕事の醍醐味だと感じています。
―未経験からエンジニアを目指す人に向けて、メッセージをお願いします。
関山さん:未経験からエンジニアを目指す方へお伝えしたいのは、フルスタックの研修内容の充実さが大きな魅力であるということです。常に新しい技術やニーズに応じて研修内容が更新されているため、現場で活用できるスキルを身につけやすい環境があります。研修を卒業した方が新しいメンバーをサポートする仕組みがあり、そのおかげで新しく入った方でも安心して学びながら成長することが可能です!
また、フルスタックでは、「これをやっておいて」と一方的に任せるだけではなく、わからないことや、つまずいたことについて気軽に相談できる場が用意されています。未経験からエンジニアを目指すのは決して簡単な道ではありませんが、やる気さえあればしっかりと成長できる環境がフルスタックには整っています。
迷っている方も、ぜひ勇気を持って一歩を踏み出してみてください!